こころという名の羅針盤

こころの平和と宇宙との調和を模索しています

伝説上の神獣…ではちょっと…

それからは、龍神さまにまつわる場所を
ひとつひとつ訪ねてゆきました。

2016/09/07 blog photo by horiesanae

また「龍」という存在について
調べ始めたのもこの時期からでした。

伝承と言われているのは存じております、
では、どうして洋の東西を問わず
龍の伝説が残されているのでしょうね。

神獣・霊獣として数々の伝説を残し、
皇帝のシンボルともされた。

水・天候をつかさどり、
秋になると淵の中に潜み、春には天に昇る。
自然の大いなる力を顕在化させた存在
それが「龍」であるのかもしれません。

中国の風水では、
龍は、気の流れを例えた存在であるとされています。
龍脈と呼ぶのが「大地の気の流れる道」であり、
龍穴と呼ぶところが「大地の気が集まる場所」
大地を流れる大いなる存在。

そして、気は山脈の尾根伝いに流れていて、平地に流れ込む。
その流れが滞りないのが「気が良い」とされる状態だそう。

気は、水と共に流れるとされるので、
中国やタイでは玄関に滝や噴水、
水を流す仕掛けが良く置いてあります。

伝説のイキモノ。
と言われると、どう扱ってよいものか
ちょっと考えてしまいますが、
大地を巡り、大気を震わす、大いなるエネルギー。

龍をそう捉えるとしたなら、
大いなるガイアに存在する小さきものとしては、
尊敬と敬愛とを持って接することが出来る。

わたくしは、その内容で納得いたしました。
別に納得できないといけないというわけではありません。

しかしながら、好きと言いながらその存在を
イマイチ理解できていない。
というのはなんだか失礼な気がしますし、
ちょっとうまく繋がれない気がしたのです。

わたくしたちもエネルギーでできていて、
龍もエネルギーでできているなら、
次元は違ったとしても、お互いに助け合い、
愛し合うことが出来るのではないか。

そんな風に感じたのですね。
楽天的でしょうかw

江の島神社さまと龍口寺

「龍使い」になれる本を
読み進めておりますと、

毎年初詣にも行くし、
なにかにつけて伺う
江の島神社さまが、
龍神さまに起源があるというのを
軽く忘れていたことに
我ながら驚きまして…。

今は江の島がある
鎌倉の浜辺には、
五頭龍という龍が
悪さをしていたのですが、
その龍の悪行を
天女さまが止めさせた
という伝承があるのですね。

五頭龍と天女様」という漫画が
江の島神社さまのサイトにありますので、
ぜひご覧になってみて。

ちなみに、江の島神社さまの
奥津宮の隣に御祭神を龍宮大神とした、
龍宮(たつのみや)があります。

わたくしは、ちょっと楽をして、
江の島の橋を渡る手前から船で、
岩屋まで連れて行ってもらい、
岩屋を歩いてから、上にのぼり
奥津宮からお参りをいたしました。

そして、そのまま江ノ電方面に
歩いて行き、龍口寺へ。
先ほどの五頭龍が山へ身を変えたと
伝わる山の麓にある日蓮宗のお寺です。

2016/08/02 blog photo by horiesanae

日蓮上人がとらえられていた牢が
まだ残っているような、
歴史を感じさせるお寺で、
神奈川県唯一の木造五重塔があります。

秋には曼珠沙華の美しい
趣のあるお寺ですので、
ぜひ江の島散歩のついでにどうぞ。

山肌に沿うようにあるお寺のため
日が陰るのが早いです。
是非午前中にお参りされてください。

そして、重ねてひどい話なのですが、
このとき、わたくしの実家が
日蓮宗であることなど露知らず。

龍神様に教えて頂いたようなもので、
あとから、無知って怖い…。
とひとり恥ずかしく思いだしました。

わたくし龍が大好きです

実は、わたくし龍が大好きです。


西洋の羽のあるドラゴンも大好きですが、
やはりしっくりくるのは、
アジアのにょろりとした龍!
(ぼうや~よい子だ、ねんしな~の昔話のアレ!)


タイに住んでいたころは、
各地のお寺に奉られていたりして、
神獣として大切にされておりましたのが
記憶にあります。


タイでは、インド、スリランカを経由して
仏教が伝えられておりますが、
あわせて「龍(タイではナーガと呼ばれます)」が伝わった模様です。


お釈迦様が悟りを開く直前、
悪魔(?)達に邪魔をされ、水攻めを受るのです。
そこへ九頭竜が、お釈迦様を救い上げ、
その身をもって雨を防ぎ、お釈迦さまの悟りを助けた、
という伝説があります。


そのようなわけで九頭竜のとぐろの上で座禅を組む
お釈迦さま像が、いたるところにあるのです。
(下の写真はタイのウドンタニー遺跡の仏像、
ちょっと古くてナーガが見えませんが。)

2016/08/02 blog photo by horesanae

日本でも、4月8日には「はなまつり」という
お釈迦さまの誕生日を祝う祭りがありますが、
そこでも九頭竜が出てきます。


生まれ出でてすぐに七歩歩いて
天上天下唯我独尊」
と仰られた伝説は有名ですが、
そこへ、産湯代わりに甘露の雨を
降らせたといわれているのが九頭竜です。

そこから、甘茶を戴く風習に

繋がっております。
基本的には、お釈迦さまの守り神的
ポジションでしょうか。


日本へは、ナーガが「龍」と訳され、
元々日本人が信仰していた「蛇神」と
融合したという説があります。


ヤマタノオロチしかり、
水のある所には、必ずと言っていいほど
「龍神さま」が奉られています。


ここから、わたくしは
龍神さまに手を引かれるように
各地の寺社を巡ることとなるのです。

きっかけは「龍神様」でした。

働いていた会社の向かいが、
大手書店の入る駅ビルでした。


お昼休みや帰りがけに、
並ぶ本の背表紙を眺めては、
気に入った本を持って帰る
というのが、ささやかな楽しみでした。


久々に目にする日本語の書籍に
うっとりしつつ、眺めておりましたら、
なにやら不思議な本が目に入って参ります。


「龍使い」になれる本

2016/08/02 blog photo by horiesanae

まじか。
久しぶりに戻ってきたら、
日本進んでるな!って感じです。


でも、その本が、
とってもキラキラと輝いていて、
虹色の龍の表紙も美しくて、
手に取るとうれしくって、


速攻で、龍神様お持ち帰りです。


このご縁がなければ、
そこから始まる旅もなかったでしょうし、


今こうして楽になった自分とも
巡り敢えていないわけで、
本当に、ありがたく感謝しております。


Kindle版もありますが、
書籍が、装丁も美しくおすすめです。