こころという名の羅針盤

こころの平和と宇宙との調和を模索しています

わたくし龍が大好きです

実は、わたくし龍が大好きです。


西洋の羽のあるドラゴンも大好きですが、
やはりしっくりくるのは、
アジアのにょろりとした龍!
(ぼうや~よい子だ、ねんしな~の昔話のアレ!)


タイに住んでいたころは、
各地のお寺に奉られていたりして、
神獣として大切にされておりましたのが
記憶にあります。


タイでは、インド、スリランカを経由して
仏教が伝えられておりますが、
あわせて「龍(タイではナーガと呼ばれます)」が伝わった模様です。


お釈迦様が悟りを開く直前、
悪魔(?)達に邪魔をされ、水攻めを受るのです。
そこへ九頭竜が、お釈迦様を救い上げ、
その身をもって雨を防ぎ、お釈迦さまの悟りを助けた、
という伝説があります。


そのようなわけで九頭竜のとぐろの上で座禅を組む
お釈迦さま像が、いたるところにあるのです。
(下の写真はタイのウドンタニー遺跡の仏像、
ちょっと古くてナーガが見えませんが。)

2016/08/02 blog photo by horesanae

日本でも、4月8日には「はなまつり」という
お釈迦さまの誕生日を祝う祭りがありますが、
そこでも九頭竜が出てきます。


生まれ出でてすぐに七歩歩いて
天上天下唯我独尊」
と仰られた伝説は有名ですが、
そこへ、産湯代わりに甘露の雨を
降らせたといわれているのが九頭竜です。

そこから、甘茶を戴く風習に

繋がっております。
基本的には、お釈迦さまの守り神的
ポジションでしょうか。


日本へは、ナーガが「龍」と訳され、
元々日本人が信仰していた「蛇神」と
融合したという説があります。


ヤマタノオロチしかり、
水のある所には、必ずと言っていいほど
「龍神さま」が奉られています。


ここから、わたくしは
龍神さまに手を引かれるように
各地の寺社を巡ることとなるのです。